リンデ歯周病学 歯周病

歯周感染症5-結論・ディスバイオシスが中心的役割【リンデ歯周病学】

2020年7月4日

Clinical Periodontology and Implant Dentistry 第6版第10章“Periodontal infection(歯周感染症)”のconclusion(結論)(p216)の訳を掲載します。

リンデ歯周病学の歯周感染症の結論として、炎症性腸炎、セリアック病などの全身疾患と同様、歯周病もディスバイオティックな共生マイクロバイオームが原因であるとしています。

歯周病はディスバイオシスが中心的な役割を果たす

歯周病の微生物学的な病因に関する私たちの理解は、前世紀にわたって重要な変化を遂げ、臨床サンプルのより詳細な分析、微生物叢の構成生物の生物学の理解の向上、および実験の応用を通じて、今日まで洗練され続けてきました。

この章では、人体の他の部位における複雑な微生物学的な病因を伴う疾患についての理解と同様に、歯周病の微生物学的病因としては、ディスバイオティックなマイクロバイオータが中心的な役割を果たしていることが強調されています。

ディスバイオティックなマイクロバイオータが中心的な役割を果たしている疾患は、共生マイクロバイオータと組織の免疫系および炎症系との間の正常な恒常性バランスの破綻の結果おこるということになります。

この点に関して、歯周感染症およびそれらに対する反応は、ディスバイオティックなマイクロバイオームによって特徴づけられるヒトの広範囲の炎症性疾患の基本原理を理解するための優れた利用しやすいそして扱いやすいシステムを提示しています。

Our understanding of the microbial pathogenesis of periodontal disease has undergone significant changes over the last century and continues to be refined to this day through more detailed analyses of clinical samples, improved understanding of the biology of the component organisms of this microbiota, and application of experimental model systems. In this chapter, the central role of a dysbiotic microbiota has been highlighted, similar to our understanding of the etiology of disease with a complex microbial etiology at other sites of the human body.In all of these cases, disease is a consequence of a breakdown in the normally homeostatic balance between the commensal microbiota and the immune and inflammatory systems of the tissues. In this regard, periodontal infections and the response to them represent an excellent, accessible, and tractable system to understand the underlying principles of a wide range of inflammatory diseases of humans characterized by a dysbiotic commensal microbiome.


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