歯周病の新常識
歯周病学でもっとも定評のある教科書といえばリンデ臨床歯周病学です。
リンデ先生の2015年の最新刊では「歯周感染症」の章で、それまで使われていた「歯周病原菌(periodontal pathogens)」という単語は消えてしまい、ディスバイオシス(disbiosis)、マイクロバイオータ(microbiota)という聞きなれない用語がさかんに使われるようになっています。
歯周病学の根本である細菌学的病因論が揺らぎ始め、歯周病の治療が大きな転換期を迎えるのではないかと考えています。
「歯周病の新常識」(もくじ、などはこちら)
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歯科治療の新常識
現代日本の歯科治療は歯や口の健康に必要のない歯科治療、過剰な歯科的介入が多すぎると感じています。
担当歯科医を信頼するのは良いのですが、歯科医の勧める治療を無条件に受け入れてしまうと、口の健康を損なうことにもなりかねません。
現在の歯科医療に起こっている問題を解決するには、私たちが行っている「歯を抜かない、なるべく削らない歯科治療」が役に立つのではないかと考えていま。
「歯科治療の新常識」(もくじ、などはこちら)
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コンテンツ
§)《歯周病》には以下の内容が含まれています。
「リンデ歯周病学」: リンデ臨床歯周病学の訳とその項目に対する私の考えが書いてあります。
「歯周病はうつる」: 「歯周感染症」に対する考え方が変わってきています。
「抗生物質」: 歯科領域での抗生物質の乱用は厳に慎まなくてはいけません。
「細菌・感染・病因」: 歯周病の原因は歯周病原菌からディスバイオシスに変わってきています。
「マイクロバイオーム」: ヒトと共生する常在微生物群に対する理解が重要になります。
§)《歯科治療》の記事は今のところ「歯科治療の新常識」(本のもくじなどが載っています)だけです。
§)《YouTube》にはYouTubeの『歯の情報、うそ!!ホント?チャンネル』にアップしている動画の資料が掲載してあります。